はいからさんが通る②
はいからさんが通る 前編〜紅緒、花の十七歳〜
2回目!行ってきました!!
今回は青江冬星でした
笑うとこ、ときめくところはそのまま、はじめよりじっくり見れて新しい発見、新しい考え方が自分の中に入ってきました。
映画でも小説でも気に入った作品を繰り返し見るのは大好きです。1回でいいやという作品ももちろんあるのですが、1回目に見ると物語について行くだけで大変で、吸収したい全てを感じられないまま波が去っていくんです。複数回でもその都度新しい何かが分かる、と感じたら満足するまで見てしまいます。
今回は紅緒さんの生き方に焦点を当てて考えてみました。
この作品で紅緒さんがしたこと
親が決めた見合いを破談させるために
・蘭丸と駆け落ち
・伊集院家で女作法のできなさを猛アピール
伊集院家の家計を支えるために
・出版社で働く
少尉が生きているのか確かめるために
・辞表を出す
このことから明らかなように彼女の行動には必ず目的があるんです。
現状を見つめて自分の進みたい方へ壁を蹴り崩して進もうとする。脊髄でものごとを考えるとこも長所ですよね。思ったことを何でも言うところも見てて気持ちがいい。うだうだ考える前に行動する。
かつ、ずっとずっと少尉だけを思い続けて。出版社で働き初め慌ただし毎日の中でも、夜な夜な部屋でマリンカの花を切なそうに見つめてる。
なんて素敵な人なんだろう、紅緒さん。
少尉だって、この人を愛すると決めてから好きになれるよう、好きになってもらえるよう大切にしてて。
置かれた場所で最大限努力する姿にとても力をもらえる映画です。
2回目でも物語に圧倒されて97分あっという間に終わっちゃいました。まだあと3回くらいは見たいですが続きはDVD出てからにします。少し時間をあけて見ることで自分の中で物語が熟成されて、また違った色が見えてくると思っています。
本当に素敵な作品です。